岩手県交通1261(KC-LR333F)を作る


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箱買いしたバスコレ21弾のエルガミオ(レインボー2)を眺めているうちに、屋根とリアをキュービックと交換すればLRにできるのでは?と思いつき加工に着手しました。実際の改造には防長交通のKRと神奈中限定4のキュービックを使用しました。

 まずはKRの加工です。前面は製品のモールドを大まかに削り、微妙に残る凹部を埋めてからキュービックのバンパーが取り付けられるよう下部を切り取って裾高さを調整しています。ホイールアーチはヤスって整形した方がエコなのですが、4か所全ての形を揃えるのが案外難しいので(前作で苦労しました)ワンステRJを作ろうとして塗装剥離してあったHRのものを使用しました。屋根とリアを切り離し、側面の尺を窓パーツに合わせて詰め、側窓下辺をプラ材を使ってかさ上げしておきます。

キュービックは屋根を薄くしてからリアと共に切り出し、唐竹割りにして幅をKRに合わせます。続いてリアの天地を詰めますが、このとき側窓下辺とテールランプの位置関係を意識しなかったため、塗装の際に塗り分け線が迷子になって苦労しました。長さも忘れずに詰めておきます。

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赤線が切継線、青線がプラ材を追加した部分(だったはず)です。

最後に調整した各パーツを接着します。実車を真横から撮った写真を参考に、バンパー後端や前ドアと屋根前端の位置関係から慎重におでこの出っ張り具合を決め、その後でおでことのバランスをみながら前面窓の傾斜をつけました。運転席窓はエルガミオよりLRの方がやや高い位置にあるので、少し上にずらします。

ライトベゼル(キュービックのもの)、ウインカー(t0.5プラ)、雨樋(t0.14プラ)などを復元し、カッターでパネルラインを彫れば車体加工は終了です。マーカーランプと屋根上のキセはキュービック前期型のものを使用しました(キセは軽く整形後にプラペーパーでリブを表現しています)。窓パーツはフロント、運転席、前扉と非常口付近にはエルガミオのもの、そのほかの部分にはキュービック中期型のものを使用しました。

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塗装はタミヤTS-10フレンチブルー、TS-26ピュアホワイト、TS-30シルバーリーフの順に行いました。各部に色入れをした後、おうちdeデカール市松模様を印刷したものをメッシュ部に貼り付けてGM44番クリアーコート(半光沢)を吹いています。カッターの刃先で車体をめくったところに錆色としてタミヤエナメルのハルレッドとクリアオレンジを乗せ、屋根肩より上にはクレオスのフラットクリヤーを吹きました。表記類はワードで作成したものをコピー用紙に印刷して貼り付けていますが、本当に印刷しただけなので耐久性はあまりありません。前面のISUZUエンブレムはプラ小片を黒く塗ったものにホワイトをチョンづけしましたが、意外と様になっているように思います。

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こうして一応形になった青銀LRですが、勢いだけで作ったために

・各所に歪みが残り色々と台形をしている

・エボパレータキセが前後に長すぎ

・中ドアがエルガミオのためバランスがおかしい

など、まだまだな点が多数あり、このあたりが今後の課題です。公式のLR製品化と私の青銀LRリメイク、果たしてどちらが先になるでしょうか(苦笑)

20182月完成】