おでこ別館

ローカル路線とLR

三重交通 三重22き1027(3301)/切原(回転場)

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KC-LR333F/I-BUS/98-7

 志摩営業所に所属するF尺トップドアのLRです。

 車内には同時期に三交が導入した前中引戸のLRと同様の赤い柄モケットの二人がけハイバックシートが並び、荷棚も装備されています。ロービームのLED化やデイライト増設などが行われていますが、行先表示器は幕式のままとなっています。

本車で特筆すべきはボデーが路線マスクに自家用・貸切タイプのリアという構成になっている点です。路線系と自家用系の意匠が明確に差別化されたKC-LRにおいてこのような仕様は採用例が少なく、乗合ではほかに鹿児島交通の元空連用トップドア車が存在する程度と思われます。

切原線をはじめとする五ヶ所周辺の南伊勢町営バスで使用されています。

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五ヶ所にて 側面幕は使用しておらず「三重交通」の張り紙で対応しています。

 

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五ヶ所にて 飾り気のあるバンパーや三連テールなど、リアの意匠は完全に自家用系のそれとなっています。

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中津浜浦にて 補助席も装備し着席重視の車内。リクライニングシートではありません。

 乗車記

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五ヶ所にて 時間によっては各方面のバスが集まり、活気にあふれた光景が見られます。

事前に調べた限りではどうやら切原線に入っているらしい、ということで往復乗車可能な2便のうち、折り返し時間に余裕のある午後の便で乗車してきました。

始発の五ヶ所を発車し、まずは切原方面への分岐をスルーして南勢小学校前へ。キュービックLTやガーラミオがたむろするスクールバスの待機所(?)で転回すると国道260号沿いのバス停で乗車を扱います。ここで予想通り下校の小学生が乗車、「後ろに知らんひとがおる!」と無邪気な彼らの洗礼を受けつつ切原に向かいます。南勢小学校前を出ると町立南伊勢病院に寄るために一旦国道から外れて裏道へ入り、病院を過ぎて再び国道に復帰します。再び五ヶ所BC付近まで戻ってから県道12号に右折し、あとは五ヶ所川に沿って切原を目指します。

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バスは五ヶ所川に沿って進みます。センターラインはあったりなかったり...(復路撮影)

 とはいえ全線乗っても10分強しかかからない切原線、国道からそれると途中バス停もないためあっという間に切原に到着します。切原口、切原と集落内のバス停に停車した後、集落を抜けた先の切原(回転場)が終点です。時刻表上は切原~切原(回転場)は0分となっていますが、意外と距離がありました。

切原(回転場)では五ヶ所川を背にした小さな砂利敷きのスペースで発車まで待機します。傍らにはイチョウ(恐らく...)の大木、向かいには小さな神社という素敵な終点でした。

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切原(回転場)にて 川のせせらぎを聞きながら小休止。

【2019年3月訪問】